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14.はぢめてのとうだん② ~準備編~

今回は、前回の「動機編」にて「chillSAP技術部屋」への登壇を申し込んだ僕が、約2か月先のイベント当日までの間の準備期間に「感じたこと」「考えたこと」を書きます。前回の冒頭でも触れたとおり、この文章は自分の備忘録であるとともに、これからアウトプットをやっていこうと考えている方々への後押しになるといいなという思いがあります。

 

自分が提供できる価値は何なのか?

発表の中身や構成を決めていく中で最もたくさん、何度も繰り返し自問したことは、「自分が今、提供できる価値は何なんだろう?」ということでした。そして結論としては、自分の実際の経験と、経験で得られたノウハウしかない、と考えました。だから、登壇することを決めた時点から、今回の発表のために新たにSSOの技術的なインプットをして、そのインプットしたことを発表に盛り込むことはやめようと決めました。なぜなら、そういった後付けの知識や情報は受け売りのものでしかないし、僕自身が僕自身のこととして自信を持って語ることができないのではないかと考えたからです。また、そういった知識や情報は、誰でもちょっと調べればすぐに得られるものなので、わざわざ忙しい中時間を割いて聴いてくれている方々にとって大きなプラスの価値にはならないように思えました。

ただ、何度も「自分が提供できる価値って何だろう」と自問していると、そのうちに「こんなことを話しても、聴いてよかった!と言ってくれる人なんているんだろうか・・・」と弱気になっていったこともまた事実でした。でもそんなときに僕を助けてくれたのは、今回のイベントのテーマである「技術部屋」というキーワードであり、「オーディエンスをおきざりにして突っ走ってください」というすみっこさんのつぶやきでした(笑)

また、そもそもたいした人間でない自分が提供できることなんてやっぱり大したことないのだ、と開き直れたことで、多くのことは伝えられないけれど、ここだけは自信を持って言い切ろうと、伝えたいポイントを絞る意識に繋げられたのではと思います。

 

アウトプットすることで湧き起こったこだわりの気持ち

でも一方で、自分の持つ知識や経験をアウトプットしようとすると、「あれ、これって本当にそうだっけ??」と不安になって調べてしまうことが多々ありました。何かをアウトプットする=誰かのために自分の価値の一部としての情報提供をしようとするとき、そのときになって自分の中に「厳密性」「正確性」に対する強いこだわりの気持ちが湧いてくることに気づくことができました。

仕事であれば、QCDやそれらのバランスを気にしてアウトプットをしていく必要があり、細部にこだわることが場面によっては必ずしも良いことにならない、というかむしろ効率性や期限を優先して「こだわり」は切り捨てることの方が多いように思います。でも、仕事とは違う場で自分の意志としてアウトプットをしようとすると、仕事では気にすべき制約を気にする必要がなくなり、存分に「こだわり」を追求できるのです。

今回の発表準備を通じて最も驚いたことは、普段仕事としてかかわってきた技術に対して僕はこんなに「こだわり」があったのだと気づいたことでした。

 

以上、発表準備の中で気づいたこと、感じたことを書いてきましたが、準備編のまとめとしてもう一言付け加えると、「アウトプット」という僕にとって新しい試みによって何か自分へのプラス要素が生まれるとすれば、それはプレゼンテーションの結果として聴き手からの反応やフィードバックのかたちで得られるものだと思っていましたが、実はその前の準備段階でも多くのプラス要素を得られるのだと知ることができました。

が、もちろんプレゼンテーションの結果として、また、今回の「新しい試み」の結果としてもたくさんのことを得られてしまったので、次回はそのあたりを書きたいと思います。