おてんば父さんの冒険

とあるITエンジニアが子育てをしながらおてんばな日々を綴るブログです

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20.ビジネス英語力を伸ばすには(前編)

最近英語を勉強していて、ふと「自分は何のために英語を勉強しているんだろう?」と自問する機会があったので、自分の答えを言語化しておこうと思って記事を書いています。

 

僕が英語を勉強する理由、目的は主に3つあります。

  1. ビジネスの場で英語を不自由なく使いこなせることを自分の職業上の武器にしたい
  2. 海外旅行など外国人とコミュニケーションでより広く深く意見交換をできるようにしたい
  3. 将来的に海外大学などの教育機関で学んでみたい

この記事では、これらのうち1つ目の目的「ビジネスの場で英語を不自由なく使いこなせる」ようになるために日々の英語学習の中で意識していることについて書いてみます。

 

僕にとってのビジネス英語力とは?

一言で「ビジネス英語力」と言っても、世の中には多種多様なビジネスがあり、英語を使う場面や目的も人によって様々ですね。

僕の場合は、外資系ITソフトウェア・SaaSベンダでITエンジニアとして働いていて、毎日以下のような場面で英語を使う機会があります。

  • 送信するemailの作成、受信したemailの読解
  • 技術文書や社内通知の読解
  • 海外拠点に所属しているメンバとのリモート会議での発言、他のメンバの発言の聴解(参考:聴解とは
  • お客様に対するプレゼンテーション、質疑応答

僕が「ビジネス英語力を強化したい」と思うとき、大抵上記のような場面をイメージして、それぞれの場面で必要になる英語力を高めたいと考えています。例えばemailの作成であれば、相手に誤解を与えずに自分の考えを伝えることができて、かつ簡潔に短くまとめられることを目標にしていますし、海外メンバとのリモート会議では、最低限の文法の正確さを保ちつつ、やはり自分の言いたいこと伝えたいことが伝わるために最適な単語・イディオムを選べるようになりたいと思っています。

 

英語力向上の手段、効果測定のツールとして資格試験を利用する

世の中には英語の能力を測ることのできる資格試験はたくさんあります。TOEICTOEFL、英検、IELTSなどなどですね。僕の場合、前述したようなビジネスで使うための英語力の向上を目的に据えた上で、その手段として英語の資格試験を利用しています。(自分の英語力のアピールや自己満足という側面もありますが、この場では深く触れません。)

英会話スクールが提供する「ビジネス英語力」の向上に特化したコースや、NHKラジオの「ビジネス英語」シリーズ、「ビジネス英語力」向上を目的に書かれた書籍など、ビジネスパーソンをターゲットにしたツールもたくさんあり、僕も書籍にチャレンジしたことがあるのですがなかなか長続きしませんでした。

長続きしない理由はいくつか思いつきますが、努力した成果・効果を可視化・定量化しづらい点、「ビジネス英語講座」で想定されるビジネスシーンや必要になる語彙と、自分のそれらとの間にギャップがあり感情移入しづらかったり、実際の自分の仕事にいかしづらかったりする点、などがあるかなと思います。

一方で資格試験を目標に据えて英語学習に取り組むと、上記のような「長続きしない理由」の全てを解決できるわけではありませんが、僕の場合は勉強するときの意識の向け方やお重きの置き方などの工夫により、もう少し理想に近づける気がしています。それらの点については後で書く予定です。

また、よく資格試験の勉強に一生懸命に励んでいると、あれ?自分は何でこの試験のためにこんなにも時間と体力を割いているんだっけ?と迷子になることがありますが、そのたびに元々の目的に立ち返るようにしています。

 

ビジネス英語力向上のための資格試験の使い方① Speaking編

ビジネス上で必要な、または目標としたいSpeakingスキルとして、僕の場合は主に以下の2点をイメージしています。

  1. 会議などでの日常会話で業務の遂行に必要な報・連・相ができる

  2. 会議などで数分~10分程度のプレゼンテーション、質疑応答ができる

会議などでの日常会話で業務の遂行に必要な報・連・相ができるようになるために

まず「1.」について、僕は毎日少なくとも30分×2回、本社イタリアとAPAC地域のチームメンバとそれぞれその日自分が担当している業務の状況報告、エンドユーザとの打合せ予定の連絡、独力では解決できない課題についての相談などを行っています。

そのため、よくある自分からの発言内容としては以下のようなものがあります。

  • A社からのサービス利用不具合の問合せについて、当該時間帯のAPサーバのJVMのヒープメモリ消費量の推移を確認したところ、ある時間を境にしてメモリ消費量が急激に上がって〇〇GBを超えていることを確認しました。その時間帯のログを確認し、実行時間が過大にかかっていたレポート出力処理を発見したため、その処理が想定通りのものなのかどうかについてエンドユーザに確認しています。
  • B社からの認証処理時のエラー発生の申告について、提供された画面の画像情報やログを確認しましたが原因を掴めていません。他のチームメンバの中で類似の事象に遭遇した経験がありましたら教えてもらえないでしょうか?

僕のSpeakingの目標としては、上記のような発言を、なるべく誤解なくわかりやすくチームメンバに伝えられること、としています。そのため、以下のようなポイントを改善できることを目指してSpeakingの練習をしています。

  • 一つ一つの単語をはっきりと発音する
  • 主語と述語の関係を明確にする(長い関係詞節を使わない)
  • 一つの分を長くしすぎない(接続詞、",which"でつなぐ場合はできるだけ2文までにする)
  • 前後の分の関係が分かりやすくなるように効果的に接続詞を使う(That's why、according to、meanwhileなど)
  • チームメンバが良く使う単語を選ぶ(例:不安定な ×precarious 〇unstable)

逆に、一般的にSpeakingスキルとして求められる流暢さやスピード、豊富な語彙といった要素は求めていません。

こういったポイントでスキルアップするために、IELTSのSpeakingテストのPart1(短文でのQ&A)や、英検のSpeakingテストの冒頭のQ&Aで高得点を取ることを目標にして練習をしてきました。両方のテストとも、面接官から受けた短い質問に対して50語前後でわかりやすく、簡潔に回答することが求められており、前述した僕の仕事上でのSpeakingの目標と比較的合っていると感じています。

また、IELTSのWritingテストのPart2は、提示されたグラフやチャートを英文で説明する問題となっていて、この問題形式の練習を通じて英文全体をわかりやすい構成に整えたり、グラフや図などを説明するのに必要な語彙を増やすことができ、前述したような普段の業務でのトラブル報告や説明時に応用できます。

 

solo-ielts-toefl.com

catal.jp

solo-ielts-toefl.com

 

また、上記のようなテストの対策として、リンク先の想定問題集で回答を準備するだけでなく、日ごろ「瞬間英作文」シリーズでの短文作成練習に励んでいます。言いたいことを瞬時に英語に変換して口に出す練習を繰り返すことで、Speakingの瞬発力を養えるだけでなく、この本で扱っている例文はシンプルで短いものが多い点も僕の目標に沿っていて愛用しています。

Amazon: どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

 

会議などで数分~10分程度のプレゼンテーション、質疑応答ができるようになるために

次に「2.」について、僕は、英語でのプレゼンテーションの準備は主に3つ+αのステップが必要だと思っています。

  1. プレゼンテーションの目的を達成するためのコンテンツと構成を考える
  2. カンペを作る
  3. 発音の明瞭さと抑揚を意識して練習する
  4. (+α)QAに備えて想定問答集を作る

最初の「コンテンツと構成を考える」に対しては、英検のWritingパートやIELTSのWriting Part.2に向けた準備、英作文の練習を繰り返すことで質を上げられることを期待しています。

それぞれのWritingテストでは、「簡潔でわかりやすい構成になっているか」という評価観点が設けられていて、その観点を満たすために、英作文の構成は必ず「Introduction」、「Body」、「Conclusion」の3つで構成し、「Body」の部分に自分の主張に対する根拠を複数挙げることが求められます。

ビジネスでの、特に日常の業務の中で実施するプレゼンテーションでは、必ずしもそこまでカッチリした構成は求められませんが、自分の意見を簡潔にまとめ相手にわかりやすく伝えるためには大事な要素だと思っています。

また、明瞭な発音や抑揚をつけた発言については、各試験のSpeakingパートのテストに共通した評価観点なので、Speakingテストの準備が直接的に活かせる部分ですね。

+αのQA対策ですが、想定問答集を作れれば理想的ではあるものの、なかなか普段の業務の中でその準備時間を確保できない場合も多いので、ここも日ごろのSpeakingテスト対策、練習で自信を付けられると良いなと思っています。

英検1級スピーキングテストの採点基準

www.nichibeieigo.jp

 

日ごろぼんやりと考えていたことを徒然なるままに書き作っていたら長くなってきてしまったので、今日はここまでにします。またこの続きとしてListening、Writing、Readingについて書く予定です。

19. SAPを外から眺めて思うこと

この記事は SAP Advent Calendar 2023 の12月13日分の記事として執筆しています。

 

こんばんは、「Advent Calendar 2023向けの記事です」と、2024年の元旦に書いているのはもうだいぶNGな気がしますが、そこは懐の深いChillSAPの皆さんなのできっと許していただけるだろうと信じております。(本当にごめんなさい)

 

後段の「Introduction」にも書きますが、SAPの導入や運用プロジェクトの中心から離れた2023年、自社製品・サービスのコンサルティングやカスタマサポートに日々走りまわっています。SAPコンサル業務からは離れた一方で、引き続きS/4HANAやSAP HANAといった製品・サービスと深くかかわる機会も多く、あらためて「SAPを外から眺めて思うこと」について徒然なるままに書きつくってみようと思います。

「あ、そんなSAPとのかかわり方もあるんだな」とSAPというビジネス領域の広さを感じてもらえると嬉しいです。

 

Introduction

私は日系SIerにて2007~2009年、2016~2022年の頃にSAP Basisコンサルとしてアップグレードや新規導入PJTに参画させてもらってきました。直近ではS/4HANAの新規導入やグローバルロールイン、SAP ERP→S/4HANAのアップグレードサービスのアセット化など、様々なプロジェクトを経験できました。

今年(2023年)8月に企業財務パフォーマンスマネジメント(CPM/EPM)ソフトウェアベンダに転職し、現在はテクニカルコンサルタント兼カスタマサポートとしてユーザ、パートナ企業の製品導入や運用をサポートさせていただいています。

弊社製品をほんの少しだけ宣伝させていただくと、「CCH Tagetik」はSAP HANAでの動作がサポートされており、弊社自身もSAPのパートナ企業、かつユーザ企業です。

CPM/EPMというサービスドメインから、ソースデータとしてお客様の既存のSAPシステムからTagetikへデータ連携することが多く、SAPとのデータインタフェースも複数準備されています。

 

Technology

唐突に技術的な、しかも今更感のある提言になってしまい恐縮ですが、「やっぱりS/4HANAに早いとこ乗り換えた方が良いですよ」と最近つとに感じます。ここでは外部システムとのデータ連携の観点でその理由を書きます。

 

SAPのデータを外部システムに連携する時に、S/4HANAにバージョンアップしていないことが原因で、余計な追加費用がかかってしまうことがあります。

もう少し具体的に話す前に、SAPと外部システムとの接続方法を簡単におさらいしておくと、大きく2つに分類できます。

  1. S/4HANAの標準インタフェースを利用する
    (e.g. OData API、Extractor、Business Contents、Smart Data Access、Smart Data Integration(ABAP Adapter))
  2. SAP HANAのデータを直接取得/参照する
    (e.g. 3rd party ETLからのJDBC接続、Smart Data Integration(HANA Adapter))

1.の場合、接続ツールや連携先のシステムが、旧来のSAP ERPのデータ出力技術に対応していない場合があります。その場合、データ連携用途のためだけの目的で既存の連携先を残し使い続けたり、そのデータだけのために個別の仕組みを開発したり、アーキテクチャがいびつになり運用が非効率になる可能性があります。

例えば、SAP ERPSAPIといった旧来の技術を利用してSAP BWにデータ連携している場合、SAP BWを別のDWHや製品に置き換えようとする時にはデータソース側のアプリケーションに大きな回収を加えたり、中間のETLツールで既存のインタフェースを受けられるようなアプリケーションを開発したりといった追加コストが発生することになります。

一方、2.のHANAから直接データを抽出する場合、そもそもHANAでないと利用できない連携方式、ツールがあります。また、そもそも旧来のAnyDB(Oracle、SQLSever、DB2等)の場合、SAPのライセンス制約として、直接DB参照はできません。


今後、DWHやデータ分析基盤等の別のサービスと連携させたい、という需要や機会は増えると思わます。その時、新しい技術やサービスがSAPのデータを利用できるよう、SAP側もやはり最新化(≒S/4HANA化)しておくということは大事なのだとあらためて実感した次第です。

 

Support Service

自分自身が自社製品のカスタマサポートを担当していることもあり、あらためてSAPのSupport Serviceはすごいなと感じる日々です。何かと批判を受けがちな印象のあるSAPのサポートですが、ここ数年の改善、機能拡張は素晴らしいと感じます。

今更外様の私が紹介するまでもありませんが、今一度「ここがすごいよ、SAPのサポート対応」を紹介してみます。

 

Case(サポートチケット)のタイトルを入力すると、入力したキーワードで自動的にSAP Noteが検索される

自動的に検索されたSAP NoteやBlog記事を試しに読んでみたら、意外とそこでほしかった情報が見つかることもあります。(とはいえ直接回答がほしいのだと言ってスルーしてしまうことも多々あるのは内緒です)


Expert Chat大好き

Case起票する以外に、Expert Chatというチャット形式での問合せもとても便利ですね。Caseよりも即座に回答をもらえたり、自分の質問が多少曖昧でも会話の中で修正して、より的確な回答を得られたりする場合もあり、また、SAP技術者としてはSAPのプロフェッショナルと直接会話できる機会というのは結構キュンキュンきます。(日本の日中時間帯はなかなかExpertが捕まらないことでイライラすることもありますがそこはぐっと我慢しましょう)

 

Caseの質問が技術的に詳細であればあるほど、回答から熱を感じられる

もうサポートの本来の用途や目的から離れていることは気にせず続けますが、Caseの回答者はもちろんSAPのディープな技術者の場合が多いため、1回目にもらった回答に対して「それってこういう理解で良い?」、「確かにそれは理解できるけれど、こういうケースでも同様に考えて良いの?」、など追加質問をしてみると、(スルーされて期待していた回答をもらえない場合もあるけれど)場合によっては参照先のNoteのリンクを交えながら非常に事細かに解説してくれたり、「そんな見方もあるのだね、ありがとう」と感謝されたりもします。


数年前に比べてCaseでのレスポンスは確実に速くなったし、日本語での回答もわかりやすくなったし、本来はNGな技術的な質問に対してもわりと快く回答してくれる場合も増えたなという印象もあります。1点だけ他社製品のサポート担当者からもお願いですが、皆さん起票したCaseが解決したら、きちんとCloseしましょう。

 

Community

比較サンプルが弊社製品なので一般論からはだいぶ離れているかもしれませんが、ユーザ企業側のエンジニアやコンサルタントたちが技術の習熟や交流を目的として自分たちで自主的にイベントを企画したり、SNS上で疑問点を質問すると回答してくれたり、本当に素晴らしいプラットフォームだなあと感動します。

このような有機的な、今風に言うと「Ecosystem」が備わっているIT製品・サービスは稀だと思いますし、弊社製品もいつかこのようなステージに辿り着きたいと夢見て頑張りたいところです。

参考:

Chill SAP(Facebookグループ)

SAP Inside Track Tokyo

 

まとめ

途中からただのSAPとChill SAPのヨイショな記事になってしまった感もありますが、何はともあれSAPのど真ん中から離れてみて、SAPの製品・サービスの柔軟性や多様性、広範なSAPビジネスドメイン、そしてベンダやパートナ、ユーザとを相互に繋ぐ活発なコミュニティ活動、などなどに対して「成熟している」と感じることが多くなりました。

私としては、同じEnterprise向けソフトベンダとして、永遠に追いつけない存在でありながら、良き「師範」としてこれからも目標にして頑張っていきたいと思います。

18. ある育休中父さんの一日(妻産褥期編)

今回は育児休職期間に僕がどんな一日を過ごしているのかについて書こうと思います。

育児休職中の男性の過ごし方は、赤ちゃんが生まれてからどれくらいの期間が経過しているかによって刻々と変化していくものです。今回は赤ちゃんが生まれた直後から約1か月の間、いわゆる女性の「産褥期」と呼ばれる期間を対象とします。「産褥期」とは、端的に言うと出産によって変化した女性の身体が徐々に元に戻っていく期間で、一般的に安静にして体を休めることが推奨とされています。

産褥期ついては以下に詳しい解説があるので参考にしてみてください。

www.aska-pharma.co.jp

 

2022年10月から、「出生時育児休業(通称 産後パパ育休)」制度がスタートしましたが、この制度の対象期間は「子供の出生から8週間」となっています。なぜ「子供の出生から8週間」なのか?というと、この期間が奥さんの産褥期間と重なり、一般的に最も家事育児にサポートが必要であるためです。

 

 

出生後1か月間の育休父さんの1日

前述の通り産褥期間中、奥さんは身体を休めてもらうため授乳以外の育児(上の子供たちの保育園の送り迎え等)や身体に負担がかかる家事(掃除やら洗濯やら)は基本的にはノータッチにして、それらを僕が一手に引き受けています。

1日のタイムスケジュールはだいたいこんな感じです。

とある育休父さんの1日

夜はぐっすりとは眠れない

円グラフ上、睡眠時間はたっぷり7時間確保できているように見えますが、実際は赤ちゃんがだいたい3時間ごとにお腹が減って大声で泣くので、僕もたいていそのタイミングで目を覚まします。我が家では基本的に夜のおむつ替えは奥さん担当なので、僕の役割はおむつで受け止めきれなかった場合の着替えの運搬や、あまりに泣き続けるときに一時的に抱っこしてあやす程度です。

女性は、このような短時間睡眠の繰り返しでも体力を回復できるような身体の仕組みになっているとどこかで聞いたことがありますが、男性の僕にはそんな能力はもちろん備わっておらず、朝起きた時に「よく寝たなー」と感じられることはあまりありません。なので不足する睡眠は昼間にとることになります。

 

朝に夕食まで作ってしまうと夕方が楽に

僕は仕事をしている時も朝型なので、育休中もだいたい5時~5時半には起きて前夜に回しておいた洗濯物を干したり、家族が起きてくるまでの間に英語の勉強をしたりしています。

家族起床後は奥さんが子供たちの朝学習を見てくれて、僕は一人で朝食の準備をしながら、この時に夕食の下ごしらえまで済ませてしまいます。

具体的には、以下のようなことをやっています。

  • 夕食分のお米を研いで炊飯器タイマーをセットする
  • 野菜を切ってジップロックに入れる
  • 煮物であれば醬油やみりんなどの調味料と一緒に鍋に入れて火にかける
  • 冷凍の魚を冷蔵庫に移して解凍を始める

慣れてくると20~25分くらいでできます。ただし、前提としてその日の夕食に何を作るかがあらかじめ決めておくことが必要で、これは奥さんがやってくれています。

朝に夕食の下ごしらえを終えておくことで、特に仕事をしている時は夕方のラッシュ(お迎え~夕食)に余裕が生まれます。育休中は昼間に時間があるので朝にやる必要はないのですが、朝食準備でせっかく包丁やまな板を使うので一緒にやってしまう方が効率が良く、継続しています。

 

自由時間は結構ある

朝長女と次女を保育園へ送り届けてしまうと、その後長男が帰宅するまでの間は基本的には自由時間になります。出生直後の赤ちゃんは寝返りを打つわけでもなく、もちろんハイハイをして動くわけでもないので、始終目を離せないわけではありません。というよりも、寝ている時間が長いので、夜間と同様にお腹が減ったりおむつ替えのタイミングで都度対応するのみで、この時期は赤ちゃんの世話につきっきりにはなりません。

もっとも、我が家の場合、奥さんの母乳で育てているのでミルク作りが不要で、幸いにも赤ちゃんがすこぶる健康なので、薬を塗ったり飲ませたり、頻繁に着替えをしたりといったこともなく、この点はとても助かっています。

では空いた時間は何をしているかというと、掃除をしたり、今まで撮りためて放置していた旅行の時の写真やアルバムを整理したり(※1)、次の家族旅行の計画を立てたり、英語やIT資格の勉強をしたり、読書をしたりして過ごしています。短時間ですが外を走ったりして運動もしています。ブログを書くのもこの時間です。

※1 写真の整理は主に奥さんがやってくれております

前稿でも書いた通り昨年は仕事がとても忙しく、特に家の片付けなどにまとまった時間を割けませんでした。育児休業の本来的な目的からは外れるかもしれませんが、結果として子供たちや家族のQOLの向上に貢献しているのは事実ですし、仕事を休むことでできることも増えます。育休期間中にこういった「大物」を片付けることで、仕事に復帰した後の日々の家事や育児に集中できたり、より効率的にこなせるようになったりするという点も、育児休業のメリットだと思います。

また、家事や育児で自分ができることを増やしたり、より効率的なやり方を覚えることも、職場への復帰後、特に奥さんの復帰後のお互いの家事負荷分散の可能性が高まり、「家庭レジリエンスの向上に繋がる」、なんて言えないでしょうか。

 

夕方の「家庭コアタイム」は子供たちにも協力を仰ぐ

共働き家庭の夕方から夜を、僕は勝手に「家庭コアタイムと呼んでいます。この時間帯が最も忙しく、人手が必要になるためです。

赤ちゃん出生後の長女次女の保育園お迎えは僕が担当しています。冒頭にも書いた通り、産褥期間中奥さんは外出NGであるためです。僕がお迎えに行っている間、奥さんには夕食の準備をお願いしています。準備と言っても、大半を朝済ませているので、もう一度温め直したり、味付けをしたりする程度です。

お迎えから帰ると、子供たちは奥さんを手伝ってご飯やおかずを盛り付けてくれたり、その途中に赤ちゃんが泣くとあやしてくれています。第四子が生まれる前から、上の子供たちには「みんながお手伝いしてくれないとお父さんお母さんの家事の時間が長くなって、テレビの時間が短くなっちゃうよ!」などと、もっともそうな理由をつけて協力を要請していたこともあり、また、単純に赤ちゃんを可愛いと思ってくれていて、以前よりも積極的にお手伝いをしてくれるようになりました。

夕食後のお皿洗い~お皿拭きと並行して赤ちゃんの沐浴を準備します。赤ちゃんの沐浴は出生後から1か月間は、台所のシンクにベビーバスを置いて、やわらかいガーゼで優しく洗ってあげます。沐浴こそ、男性が「自分が親になったのだ」と感じられる素敵な瞬間だと思います。

沐浴が終わり次第、奥さんが子供たちをお風呂に連れていきますが、奥さんは産褥期間中は湯船に浸かれないため先に出て、その後を僕が引き継いで次女の身体を拭いてあげたりパジャマを着せてあげたりします。イヤイヤ期に赤ちゃんの誕生が重なり、次女はこちらの言うことを全然聞いてくれず時々イラっとすることもありますが、今だけだと腹をくくって、時間が許す限りわがままに付き合っています。

家族の入浴が終わると、子供たちの寝かしつけは奥さんに任せ、僕は赤ちゃんのおむつを洗い(※2)、洗濯機を回し、そのままお風呂掃除をしてしまいます。今は特に冬なので、翌日の冷たい水ではなく、お風呂の温かいお湯で掃除をしてしまいたいのです。

※2 我が家では赤ちゃんのおむつは布を使っています。布おむつを使う理由についてはまた今度書こうと思います

終わりに

昨今、男性の育児休業取得が話題に挙がることは多くなってきましたが、実際に育休中の男性がどう過ごしているのか、どんな育児をやっているのかについてはあまり情報がないので、一例として参考になればと思い書いてみました。

今後育休を取得するかどうか検討されている男性や家族の方々の後押しになると良いなと思っています。最後まで読んでいただきありがとうございました。

17. 僕が育児休職する理由

1月末に第四子が生まれることが分かった時点で、わりと早めに「そうだ、育児休職しよう」と決めていましたが、あらためてなぜ僕は育児休職を取得することにしたのかについて言語化しておこうと思い、久々にこのブログを更新します。

尚、今回の育児休職期間は7か月を予定しています。

 

理由①:前回の経験から、生まれた後1か月間は働いている場合ではない

第三子が生まれた際も約1か月間、仕事を休みました。制度上の「育児休職」を取得したのではなく、余っていた有給休暇を消化するかたちではありましたが、奥さんの出産後1か月間は基本的に仕事をしませんでした。結果的にはこれは大正解で、というか、もし休む選択をしていなかったら、新生児対応や産褥期間の奥さんケアや第一子、第二子の学校、保育園対応などなど、家庭運営がほとんど滞ってしまっただろうなと想像します。

この時の経験から、今回は更に1人家族が増え、それに伴い家事・育児としてのタスクが増えることが容易に想像できたので、奥さんの妊娠がわかった(安定期に入った)時点で早々に会社へ育児休職取得の意向を伝えました。

育児休職期間中の家事・育児タスクについてはまた別の機会に書きたいと思っています。

理由②:あらためて子育てにもっと時間を使いたいと思った

昨年2022年は1年を通じてずっと仕事が忙しく、家事や育児に十分に時間を使えていないなとずっとモヤモヤしていました。

具体的には以下のようなことにもっと関わりたいと考えていました。

  • 長男の宿題や勉強のサポート
  • 長男、長女の習い事のフォローアップ、新しいことへのチャレンジ
  • 次女との二人での公園遊びや絵本の読み聞かせ
  • 学校・保育園関係の事務手続きの奥さんとの負荷分散

もちろん育児休職が未来永劫ずっと続けられるわけではないので、育児休職期間中に上記のような「やりたかったこと」に時間を使うだけでなく、子どもだけである程度自力で継続できるような仕組みづくり・仕掛けづくりや、家事負担の軽減策の検討にも時間を使って、職場復帰後にも以前よりも家事・育児に取り組むことができるようにしたいとも考えました。

理由③:自分のこれからの人生をどう生きるのか、腰を落ち着けて考えたい

僕も気づけば「不惑」と呼ばれる歳を飛び越えていましたが、仕事をすればするほど、「このままこの仕事を続けることが自分の望む人生なのか?」と疑問を持つことが多くなりました。

それは、客観的に見て会社におけるいわゆる「出世街道」から既に半分くらい落ちかかっている現状から来る将来へ失望感であったり、日々の業務において楽しみを見出す機会をあまり持てていない虚無感であったり、単純に毎日息をつく間もないほど時間にずっと追われながら昼夜を問わず働き続けざるを得ない心身の疲労感であったり、諸々の理由があるように思えますが、いずれにせよちょっと仕事から離れて、自分は残りの人生をどう生きたいのか?生きるべきか?について腰を落ち着けて考えてみたいと思うようになりました。

家族構成やライフプランとしても、第四子が生まれたことで(おそらくこれが最後の子ども)ある程度今後のライフイベントの見通しが立てやすくなったという事実も、育児休職というモラトリアムを意図的に作り、自分のキャリアプランを見つめ直す追い風になりました。

 

理由④:(番外編)健康状態を改善せねば

前述の通り、昨年2022年は長時間労働が常態化して、かつ、100%テレワークで自宅の仕事スペースから一日中ほとんど動かない、という残念ないきものになっていたため、運動機会がめっきり減り、必然的に筋肉量が低下したり、背中や肩や腰がバキバキに凝ってしまったりと、これまで40年余り生きてきて初めて「身体能力の劣化」を感じてしまいました。

これも職場復帰したらまた悪化してしまうことを避けるための取り組みが必要とは認識しているものの、まずは身体の健康状態をできるだけ元に戻したい、この気持ちも育児休職取得の小さい方の動機の1つとなりました。

 

最後に:育児休職を7か月取得することのデメリットに対する僕の考え

僕は一般的な日系企業に勤務しており、「年齢や年次的にはこの会社でのキャリアを築いていく上ではわりと重要な局面付近にいるようだ」という自覚は多少なりとも持っています。平たく言うと、「今7か月間仕事から離れ、自身のスキルアップや会社からの評価機会を失うことは、会社での昇進の可能性を低減させる可能性がある」ということであり、一般的に育児休職を取得する際の障壁として捉えられている要素だと思います。実際に僕の場合、管理職への昇進のための前提となる社内資格の取得機会が半年間先送りとなります。

しかしながら、前述の通り僕の場合は「少し仕事と距離を置いて、今後のキャリアプランをじっくり考えたい」気持ちの方がはるかに大きかったため、このようなデメリットが自分の育児休職を選択する上での障壁にはなり得なかった、ということです。

また、これは既に出世街道から落ちかかっているからこその負け惜しみに聞こえるかもしれませんが、今の会社の中で管理職、マネージャ職に就くよりも、もっと別にやりたいことがあるということも、「育児休職なんてしている場合ではない」なんて全然思わない理由なのかなと考えています。

16.日の出山トレッキング~日の出山バス停出発

東京都日の出町のシンボル「日の出山」に家族で登ってきたのでご紹介します。この記事は2021年9月5日時点での情報に基づいて書いています。

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山頂からやや下った展望スポットから都心方面を臨んで

なぜ日の出山なのか

日の出山は東京都日の出町の名前の由来にもなっている標高902メートルの山です。今回この山に家族で登ろうと思った理由は、以下の3点です。

  1. 一緒に行くおじいちゃん(私の父)が何度も登っているから
  2. 都心からのアクセスが良いから(自宅から1時間半弱)
  3. 登山道が整備されており、半日程度で登って下りてこられるので子連れ家族向き

 

 

ハイキングルート・地図は日の出町のホームページに掲載されているマップを利用させていただきました。等高線の入った地図にルート・コースタイムが記されていて便利でした。www.town.hinode.tokyo.jp

日の出山へのアクセス

日帰り登山で荷物も少ないので、本来であれば最寄りのJR武蔵五日市駅まで電車で行きたいところですが、まだまだ勢いの衰えない新型コロナ感染症への感染リスクを考慮してレンタカーを利用して現地へ向かいました。

日の出山へのアクセス方法としては主に以下の2つがありますが、今回はシンプルな方の日の出山登山口バス停からのピストンルートを選びました。

  1. 日の出山登山口バス停から日の出山ハイキングコースを往復するルート ←こっち
  2. JR御岳駅から御岳山を経由した縦走ルート

 

登山口近くの駐車場

日の出山登山口バス停に併設されている10台程度駐車可能な無料の駐車場を利用しました。もう少し北に行くと「障害青春の湯 つるつる温泉」の第2駐車場がありますが、「登山者の長時間駐車禁止」の張り紙が掲示されおり、バス停併設の駐車場を利用する方が良さそうです。

 

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登山スタート!・・・の前にトイレを済ましておきたい

子連れ家族では尚更のこと、登山開始の前にトイレを済ましておきたいところですが、残念ながらここの登山口近くにはトイレがありません。

最寄りのトイレは「松尾バス停」にあり、日の出山登山口バス停から2つ街寄りにあり、徒歩の場合往復20分以上はかかります。我が家はたまたま車で来ていたのですぐに着くことができましたが、電車+バスでアクセスする場合はこの松尾バス停で降りてトイレを済まし、ここをスタート地点にするのが良さそうです。

 

日の出山登山口~ハイキングルート~山頂

日の出山登山口バス停からやや北側にある三ツ沢分岐から登山スタート。日の出山ハイキングコースの入口までは緩やかな登りの舗装路を歩きます。

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三ツ沢分岐。右手奥に行くとつるつる温泉。登山道は左手へ。

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ブリキのカエルのオブジェがかわいい

 

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新旧道分岐

地図上の「新旧道分岐」。ここから右上に登っていく道がハイキングコース(旧道)

で、左手は舗装された林道(新道)。往路はハイキングコースを登っていきました。

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日の出山ハイキングコース入口

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どっちが先頭を歩くのかについてケンカをする長男長女

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分岐点などところどころに標識があるので安心です

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杉の木林の中を行く

ハイキングコースの最初は急登がありましたが、その後の登りは概ね緩やかであまり危険を感じる場所はありませんでした。今年で74歳になる父は数年ぶりの登山で、多少息が上がっていましたが、本人は(やや強気で)「これくらいがちょうど良い」と言っていました。

子供たち(8歳男子、5歳女子)も、これまで登ってきた山と比べるとお手軽感があり、余裕っぷりを出しながら登っていました。

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頂上まで残り500mからは階段

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ラスト!

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無事に頂上に到着!

コースタイム64分のところを約90分で登れたので、まずまずのペースでした。

山頂には大人が5~10人ほど座って休憩できる東屋とベンチがあり、私たちが到着した時にも1組がおにぎりなどを食べていました。

天気はなんとか本格的な雨が降らずに持ちこたえてくれましたが、残念ながら都心方面の景色は厚い雲の中で見ることができませんでした。

 

山頂~林道~つるつる温泉

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復路のルート

復路は山頂から東雲小屋(現在閉鎖中)方面に降りて、すぐにまた階段道に合流しました。山頂から5分弱のところにある公衆トイレは現在使用することができないのでご注意を。

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トイレは使えません

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階段道を降りた後、東側が開ける展望スポット。雲の下にわずかに東京の街が見えました

復路はクロモ岩の先の分岐をまっすぐ進んで舗装された林道(新道)を下っていきましたが、意外と傾斜がきつく、また、雨で道が濡れていたので大人も子供もツルツルすべって何度か尻もちをついてしまいました。

また、傾斜がきついので膝上あたりに常に力を入れながらゆっくり下らねばならず、旧道のハイキングルートを下るよりも筋力、体力的に大変だったように思います。(旧道を下っていないので詳細はわかりませんが、新道で下るのはあまりおすすめしません。)

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平井川の源流ポイントにある石碑

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新道は結構急な下りがずっと続いて休むところがないので、脚の筋肉をずっと使い続けながら下ります

結局下りも約90分かかり、やっとゴール。

の後は「障害青春の湯 つるつる温泉」で疲れを癒しました。こちらも初めて利用しましたが、本当に肌がつるつるになりそうな泉質でした。

www.tsurutsuru-onsen.com

 

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感想、まとめ

日の出山には初めて登りましたが、都心からのアクセスがよく、家族連れでも会話しながら楽しく登ることができました。

今回は天気がイマイチできれいな景色を見ることはできなかったので、もう一度チャレンジしたいと思います。

15.AI・機械学習をちょこっと学んだのでSAPのそれ系サービスを振り返ってみた。

この記事は、chillSAPコミュニティ主催の「夏の自由研究2021」の記事として執筆しています。

note.com

 

 

自由研究の内容とモチベーション

社内の「AI実践ハンズオントレーニング」を受講し、機械学習の基礎的な知識を得ることができたので、あらためて現在SAPが提供しているAI・機械学習関連機能/サービスを調査・整理してみようと思います。

 

SAPのAI・機械学習関連機能/サービス

SAPにとってS/4HANAを「Intelligent ERPの出発点」という位置づけとしているので、AI・機械学習機能を備えたサービスが多くの製品ラインナップとして提供されています。

community.sap.com

 

 

AI・機械学習サービスを大きく2つに分類することができます。

  • Embedding AI natively in SAP applications

S/4HANAでいえばFI:財務会計やSD:販売管理といったそれぞれのアプリケーションモジュールの標準機能としてAIや機械学習が備わっているものを指します。

 伝票登録処理のエラー発生をトリガとして、ユーザに後続業務で追加対応が必要となるタスクを事前に通知する、といった予測機能が主なものになります。

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SAP TechEd 2020 - DAT107 Experience Intelligent ERP with SAP S/4HANA より引用

 

  • Exposing business-relevant capabilities via SAP BTP to customers and partners

 一方でこちらはSAP BTPの標準機能としてAI・機械学習が備わっている、もしくは、SAP BTP上の開発環境を利用して既存のアプリケーションやデータに対して機械学習による付加的な機能を追加していくことができることを指しています。SAP iRPA、SAP Conversational AI、SAP Data Intelligenceといったサービスが該当します。

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SAP TechEd 2020 - DAT107 Experience Intelligent ERP with SAP S/4HANA より引用

 

この他に、近年急速な機能拡張とともに存在感を増しているSaaS型BIツールであるSAP Analytics Cloudにも、データの予測分析機能としてAI・機械学習機能が利用されています。

www.sap.com

 

SAP Data Intelligenceの振り返り

今回社内で受講したAIトレーニングでは、Python機械学習や数値解析系のライブラリを利用して、分析に必要なデータの加工から分析用モデルの作成、モデルに対する学習実行、モデルを用いた予測、モデルの改善、といったデータ分析の基本的な流れを学ぶことができました。(学習教材としてはわりと一般的な(?)SIGNATEの「お弁当の需要予測チュートリアル」を利用しました。)

せっかくデータ分析手法のキホンを学ぶことができたので、前述したSAPの機械学習機能の中でもユーザの手でデータ分析フローを定義できるSAP Data Intelligenceについて、その機能や特長について振り返りたいと思います。

振り返りに利用するのはもちろん「SAP Inside Track Tokyo 2021 Day5-DAT」の関連2セッションのプレゼンテーションです。

 

www.youtube.com

登壇された方もおっしゃっているようにData Intelligenceの強みは以下の2点です。

  • データ加工〜モデル作成〜学習〜予測〜モデル評価の一連のデータ分析タスクを一つのツール、画面上で一元管理できること
  • 豊富なSAPシステム/サービスとのPre-drfined Connector

 

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SAP Inside Track Tokyo 2021 Day5 「データマネジメントにおける他クラウドと比べたSAP Data Intelligenceの優位性」発表スライドより引用

 

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SAP Inside Track Tokyo 2021 Day5 「データマネジメントにおける他クラウドと比べたSAP Data Intelligenceの優位性」発表スライドより引用

 

特に前者の「データ分析タスクの一元管理できる」については、実際にPythonでデータ分析をやってみると、インプットデータ、モデル関数、検証用データ、評価用データ、モデルの評価指標などのバージョンを意識しながら作業を進める必要があり、その時その時で使用する対象のオブジェクトを個別のスプレッドシートなどで管理したくなります。

その点、Data IntelligenceではGUIベースの同一画面上で管理できることで視認性も良く、とても便利に感じます。自分で紹介しながら使ってみたい気持ちが沸々と高まってきました。

 

Tutorialをやってみた!・・・、と書きたかった

というわけで早速SAP Data Intelligenceのチュートリアルをやってみよう!と勇んでDeveloper Tutorialsにアクセスしてみたところ、チュートリアルを進めるにはSAPのクラウド検証環境Cloud Applience Library(CAL)が必要との悲報が。

 

developers.sap.com

 

CAL環境を利用できる機会があれば是非とも触ってみたいですし、今後SAP BTPのトライアルアカウントのサービスに追加されることも期待したいと思います。

14.はぢめてのとうだん② ~準備編~

今回は、前回の「動機編」にて「chillSAP技術部屋」への登壇を申し込んだ僕が、約2か月先のイベント当日までの間の準備期間に「感じたこと」「考えたこと」を書きます。前回の冒頭でも触れたとおり、この文章は自分の備忘録であるとともに、これからアウトプットをやっていこうと考えている方々への後押しになるといいなという思いがあります。

 

自分が提供できる価値は何なのか?

発表の中身や構成を決めていく中で最もたくさん、何度も繰り返し自問したことは、「自分が今、提供できる価値は何なんだろう?」ということでした。そして結論としては、自分の実際の経験と、経験で得られたノウハウしかない、と考えました。だから、登壇することを決めた時点から、今回の発表のために新たにSSOの技術的なインプットをして、そのインプットしたことを発表に盛り込むことはやめようと決めました。なぜなら、そういった後付けの知識や情報は受け売りのものでしかないし、僕自身が僕自身のこととして自信を持って語ることができないのではないかと考えたからです。また、そういった知識や情報は、誰でもちょっと調べればすぐに得られるものなので、わざわざ忙しい中時間を割いて聴いてくれている方々にとって大きなプラスの価値にはならないように思えました。

ただ、何度も「自分が提供できる価値って何だろう」と自問していると、そのうちに「こんなことを話しても、聴いてよかった!と言ってくれる人なんているんだろうか・・・」と弱気になっていったこともまた事実でした。でもそんなときに僕を助けてくれたのは、今回のイベントのテーマである「技術部屋」というキーワードであり、「オーディエンスをおきざりにして突っ走ってください」というすみっこさんのつぶやきでした(笑)

また、そもそもたいした人間でない自分が提供できることなんてやっぱり大したことないのだ、と開き直れたことで、多くのことは伝えられないけれど、ここだけは自信を持って言い切ろうと、伝えたいポイントを絞る意識に繋げられたのではと思います。

 

アウトプットすることで湧き起こったこだわりの気持ち

でも一方で、自分の持つ知識や経験をアウトプットしようとすると、「あれ、これって本当にそうだっけ??」と不安になって調べてしまうことが多々ありました。何かをアウトプットする=誰かのために自分の価値の一部としての情報提供をしようとするとき、そのときになって自分の中に「厳密性」「正確性」に対する強いこだわりの気持ちが湧いてくることに気づくことができました。

仕事であれば、QCDやそれらのバランスを気にしてアウトプットをしていく必要があり、細部にこだわることが場面によっては必ずしも良いことにならない、というかむしろ効率性や期限を優先して「こだわり」は切り捨てることの方が多いように思います。でも、仕事とは違う場で自分の意志としてアウトプットをしようとすると、仕事では気にすべき制約を気にする必要がなくなり、存分に「こだわり」を追求できるのです。

今回の発表準備を通じて最も驚いたことは、普段仕事としてかかわってきた技術に対して僕はこんなに「こだわり」があったのだと気づいたことでした。

 

以上、発表準備の中で気づいたこと、感じたことを書いてきましたが、準備編のまとめとしてもう一言付け加えると、「アウトプット」という僕にとって新しい試みによって何か自分へのプラス要素が生まれるとすれば、それはプレゼンテーションの結果として聴き手からの反応やフィードバックのかたちで得られるものだと思っていましたが、実はその前の準備段階でも多くのプラス要素を得られるのだと知ることができました。

が、もちろんプレゼンテーションの結果として、また、今回の「新しい試み」の結果としてもたくさんのことを得られてしまったので、次回はそのあたりを書きたいと思います。