おてんば父さんの冒険

とあるITエンジニアが子育てをしながらおてんばな日々を綴るブログです

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9.SAP Inside Track Tokyo 2021に参加してみる④

 週を追うごとにZoomへのサインイン時刻が遅くなっている・・・、なんて細かい、かつ、ネガティブなことは気にせず、今週もSAP inside track Tokyo 2021の感想&メモを書いておきたいと思います。テーマは「DEV – Application Development and Integration」なので、Basis人からすると「いつかそこに行ってみたいけれど、ジカンガナイを言い訳に見て見ぬフリをし続けてきた世界」。今年こそは一歩踏み込んで行きたい世界でもあるので、きっと気づきがあるはず!とわくわくしております。

 

(2021/2/28修正・追記)

第4回DEVトラックの動画はこちらです。

youtu.be

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(1)「ABAPerはレガシーじゃない?! RISE with SAP とこれからの開発」の感想

  • ABAPerの立場からSAP BTPやS/4HANA Cloudを中心とした「これからのSAP開発とは」について情報発信をされていて、ABAPerでない自分にはなかなか持てない視点、着想を随所に見られfruitfulでした。
  • 「RISE with SAP」の発表会は聞き流していた程度だったので、今回のプレゼンテーションを通じて詳細を理解できて嬉しかったです。

 

(2)「開発初心者がSAPを効率よく習得するには?」の感想

  • 最近こんなに仕事に対して悩んだり、自分がやっていることに対して疑問に思ったり、自分はしてない・・・(なんてことはない!)
  • 今でこそ、SAP関連でオシゴトさせてもらっていることに対して「価値がない」とか「将来どうなるんだろう」とかネガティブには考えなくなってしまったけれど、それはつまり現状に甘んじてしまっているのかもしれない、とやや反省。
  • (これまでのsitTokyo2021の各登壇者、各プレゼンテーションでも感じたことですが)やっぱり発信することから何事も始まるのだな!

 

(3)「SAPのフロント技術に触ってみよう」の感想

  • 今ちょうどオシゴトでも、自学自習でもFioriアプリの構築/拡張をやっているところなので自分の関心のど真ん中のテーマで、「SAPUI5とは?」「Fioriとは?」という基本のキからわかりやすく解説していただいて感謝です。
  • 「Fioriとは?」の答え、「SAPの新しいUXのガイドラインです」はとても腹落ちしました。
  • 「Fiori ElementsでLowCode的に開発する場合でも、UI5の知識はあったほうがよい」(!)→Viewをスクラッチで組み込まないと実現できない要件が往々にして発生する。そうなのか!

 

(4)「成功者のみが知っている SAP Cloud Platform 開発の真実 ~DevOps編~」の感想

  • 「DevOpsなんて最近出始めのまだまだこれからの概念だろう」なんて思っていて本当にすみませんでした。
  • 逆にそういう最新のトレンドをキャッチアップするどころか、その道のエキスパートとして実際にビジネスの場で活躍されている人がいる一方で、自分はなんて歩みが遅いのだと反省。
  • 「お前らのCFデプロイはダサい」( ..)φメモメモ

    qiita.com

  • 「Continuous Integration & Delivery」→開発者が利用するツール、「Transport Management」→移送/運用担当者が利用するツール。
  • Basis人のスキル拡張の選択肢として、DevOpsは重要だなと気づいてしまいました。スキル拡張というか、これからのBasis人の必須スキルになる予感すらしました。

 

(5)「癒し系チャットボットで承認した〜い」の感想

  • 「人間からのLoveが足りないから、チャットボットに癒されたい」は一見ドライでさびしげな近未来テーマなのに、プレゼン自体はLoveに溢れていて癒されますね。
  • からの、「Workflow Management」の非常にわかりやすい概要説明に更に癒されます。
  • いえ、PortalはUIにもふもふ感を出すためのツールということで良いと思います。
  • (まじめなことも書きますと)SAP Conversational AIの実用イメージを目の当たりにして大変参考になりました。
  • ここまで全部Trialアカウントで実現できるSAP BTPってやっぱり面白いですね。

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今日も途中からの参加になりましたが、どれも自分のスキルアップやオシゴトに対する気づきがたくさんあってextremely fruitfulでした。

8.SAP Inside Track Tokyo 2021に参加してみる③

SAP inside track Tokyo 2021の第3回に(なんとか)参加できました。最近嬉しいことに(?)オシゴト盛りだくさんで、子供たちに「働きすぎだー」と小突かれながら朝から晩まで働いております。

なんて前置きは置いておいて、各セッションを拝聴した感想を書いていきます。

 

(2021/2/28修正・追記)

第3回INTトラックの動画はこちらです。

youtu.be

 

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(1)「SAP intelligent Robotic Process Automation(iRPA)アップデート」の感想

  • 途中からの拝聴になりましたが、渾身のデモ、わかりやすかったですね。
  • 「iRAPってなんだ??」という状態だったので、まずは「そうか、RPAだからこういうことできるのね」というところまで利用イメージをつけられました。
  • 最後におっしゃっていた、「どんどん提携作業を効率化していきたいですね」は本当にその通りですし、Excelマクロすらできない僕はもういっそのことiRPAからいきなり突っ込んでみるのも良いかもと思いました。

 

(2)「SAPのチャットボット"SAP Conversational AI"を使ってみよう!」の感想

  • chatbotの語源は初めて知りました!というか今まで造語なのだということをあまり意識したことがありませんでした。
  • 「業務で使えるチャットボットがあったら・・・(情シス編)」の利用シーンは、まさに「あったらいいなー」と考えていたものだったので、先達がいることを強みに俄然作ってみようと意欲が湧きました。
  • CAIの設定手順と必要な設定内容をシンプルに説明されていたので、まずは知りたかったレベルで理解ができました。
  • 1年前くらいにCAI trialアカウントを作ったまま放置していたのでおそるおそるLog inしてみたらちゃんとアカウント残っていました(^^;
  • 繰り返しになりますが、僕もBasis人として、プロジェクトの開発環境の運用で使えるchatbotを作ってみようかと思いました。まずはTutrialからですね。

 

(3)「SAPでIoTやってみた」の感想

  • IoTのハンズオンワークショップをオンラインでどうやるんだろう??
  • オシゴトでもIoT×SCPのソリューションを扱おうとしているものの、「IoTってデモ環境を用意したり、PoCを手軽にやったりできないよね」というのがメンバの印象だったので、trialアカウントで体験できるのはいいかも!と思いました。
  • そうなんですよ、去年の春から夏は子供の下校時間がマチマチで、「えあ?!もう帰ってきたの??」の連続でした。
  • 「ボタンを押したらSAPのユーザロック解除」やってみたい!

 

(4)「コロナ対策!紙の証憑はもういらない。AI Business Services」の感想

  • SAP AI Business Services??以前のSAP Lonardoの後継ソリューション??
  • おお、OCRからのERPへの伝票データ登録はこれまたオシゴト的にタイムリーで興味津々です。
  • テンプレート以外のドキュメントの場合は1つのフォーマットの読み取り学習には5,000~10,000枚のサンプルドキュメントが必要。少ない数ではないけれど、具体的な必要枚数が明確になっているのはお客さんに説明しやすいですね。

 

(5)「わんこそば自動お代わり機とSAP S/4HANAとの連携」の感想

  • もう発表タイトルからしてすごそうですね。
  • 「とっても面白いことを淡々と話す」プレゼンスタイル、好きです。
  • SCPのNeoとCloud Foundryの両環境のサービスを接続する、という発想はなかったですね。
  • そして最も肝心なポイントとして、開発経験に乏しくSAP Cloud SDKが何なのか全然知らなかった僕でも、SAP Cloud SDKの素晴らしさをちゃんと理解できたという事実が、このプレゼンテーションのクオリティの高さを物語っています。
  • 発信することでより洗練される、といのはその通りですね。

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毎週毎週、これもこれもやってみたいと思いつつ手がついていないのではすみっこさんに怒られる!ということでまずは今週も開催されるであろう夜のもくもく会に参加できるよう日々のオシゴトを頑張る次第です。

7.SAP Inside Track Tokyo 2021に参加してみる②

というわけで「SAP Inside Track Tokyo 2021」2日目です。

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今日はオシゴトの関係で20時過ぎからの参加とならざるを得ず、2つ目のセッションから拝聴いたしました。自分のオシゴトにてにわかにFiori周りのノウハウ・スキルの必要性が盛り上がってきたので、今日のトピックは全部関心を持って参加することができました。

(2021/2/28修正・追記)

イベント公式レポートブログはこちらです。

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第2回IISトラックの動画はこちらです。

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(1)「SAP Ruum ではじめるノーコードなワークフロー開発」の感想(2021/2/28追記)

  • プレゼンテーションがわかりやすい、理解しやすいですね。1スライド当たりの情報量、伝える量を絞っていること、伝えたい内容とスライドの内容とがしっかりと対応していること、って重要なのだとあらためて感じました。それと、図表を効果的に使うには、どんどん使っていくことも必要ですね。
  • SAP Ruumはここで初めて知りましたが、機能がシンプルで使いやすそう!というのが第一印象です。一方で、SAPの他のworkflow製品との違いや使う側(使ってもらう側)として考慮すべき差別化ポイントはどこなんだろう?と興味がわきました。
  • CAIも、iRPAも、BASも、基本的にはノーコード/ローコードを志向していて、今はもうこれがスタンダードになってきているのだと実感するとともに、コーディングができない自分のようなBasis人にとって、スキルの幅だしをするには絶好の機会なのだと思いました。

 

(2)「駆け出しSAPコンサルがTechEdで知らない技術を学んでみた」の感想

  • 新卒入社3年目で、落ち着いた発表の雰囲気、芯がしっかりしている印象、TechEdへの参加姿勢、どれもすごいなあと感じました。
  • 「One Domain Model(ODM)」初めて耳にしました。「従業員マスタ」というBasis人でも理解できる具体例を挙げていただいたのでイメージしやすいですね。
  • 「セントラルポイント型の連携」の方が、MDMを介してODMを適用してデータガバナンスを利かせやすいのだろうな、と。
  • 「一人で参加してもコンテンツの完全な理解が困難」だから、「複数人で参加し、不足する知識をカバーしあえる環境を作るべきだ」その通りですね!来年は社内外でオンラインパブリックビューイング的な場を作ると良さそうですね。

 

(3)「Fiori Launchpadのロール設定方法を考える」の感想

  • 物語り調のプレゼンテーションというのもアリなのだなあ。感情面で伝わってくるものがありました。
  • Fioriの権限管理ツール「Content Manager」知らなかった。というより、今まで何度も「Fiori Launchpadの初期設定と権限設定の手順を覚えねば」と頭に思い浮かべては先送りにしてきた自分にあらためて対峙し、優先度を上げる決意をしました。

 

(4)「CAPとSAP Fiori toolsでコーディングなしのプロトタイプを作る」の感想

  • 「CAPの良いところはOdataサービスを簡単に作ることができる」ふむふむ( ..)φメモメモ
  • ・・・今の僕のFiori開発の知識が乏しすぎて理解できた部分が少なすぎて自分にガックリ。学ばねば!「Fiori tools」「CAP」「CDS」「Odataサービス定義」

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ちょっと閑話休題を。

僕は通常ですと毎週水曜夜はバドミントンの練習に行っていましたが、現在の緊急事態宣言下で体育館の利用が制限されているために、最近は夜の練習ができなくなっています。(その代わりに朝~午前中に練習しています)

多分、バドミントンの練習とsitTokyoを並べると、僕はバドミントンの練習を優先したと思います。そして「今年も参加できなかったな・・・」とわかりきった後悔をしていたはずです。

とても結果的ですが、今年は「新しいことに一歩踏み出してみる」を年初の抱負に挙げ、オシゴトにつながるスキルを身につけようと心に決めたこともあって、このsitTokyoへの参加と日々の積み上げ的な勉強とがうまくかみ合っている感覚があります。何を言いたいのかわかりづらいと思いますが、要するに「参加してみて良かった」とあらためて感じている次第です。

さて、終業必須時間まであと15分。もうひと頑張りしましょうか。

6.chillSAPコミュニティのもくもく会に参加する②

chillSAPの最近トレンディな「夜のもくもく会#4」に参加しました。毎週金曜夜のルーティーンなりつつあります。

(「最近トレンディな」なんて言えるほど僕はこのコミュニティに長らく参加してきたわけではありませんけれども)

これまでと同様にルールは3つだけ。

  1. もくもくやることはSAP関連のことならなんでもOK。
  2. 参加開始時に名前と今日やることをチャットに書く。
  3. 参加終了時に名前と今日やったことをチャットに書く。

「夜のもくもく会#4」でやったこと

 僕は前半はSimpleSamlphpで構築した簡易な認証基盤とS/4HANAとのSSO連携検証の準備を進めて(これはオシゴトでしたが)、後半はDeveloper Tutrialsの「Build an SAP Fiori App that Consumes Data from an On-Premise System」を始めてみました。

今年の目標の1つとして、「SAP Basis+αのスキル習得」を掲げて早ひと月が過ぎようとしている中で、ようやく「+α」を何にするのか?について腹が決まってきたような気がします。S/4HANA Embedded AnalyticsとそのためのSAP FI/CO、SAP Analytics Cloudも興味ありなのですが、まずは直近のオシゴトにも直結するFioriのアーキテクチャを理解してアプリメンバと一緒に提案・コンサルできるところを目指して勉強してみようと思います。

もくもく会の感想

前回も書きましたが、もくもく会に参加するメリットはいくつか挙げられます。個人的には、金曜夜のややまったり気味になりがち時間帯に、コミュニティと自分との距離感が適度で、とても心地よい時間が流れるので、最近のお気に入りになりつつあります。

  • 一人でもくもくするよりも、他の人から見られているような気がして適度な緊張感がある。
  • たまに挟まる雑談が自分の関心ややっていることに関連する話だったりして情報収集の場になる。
  • 基本的にモチベーションが高めの方々に囲まれることで、なんとなくやる気が出る。

 

さて、今週も頑張っていきまっしょい。

5.SAP Inside Track Tokyo 2021に参加してみる①

本日から「SAP Inside Track Tokyo 2021」が始まりました。

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昨年度までもちょろっと一部参加していたのですが、今年は「もう少し突っ込んでいこう!」ということで、

  • 全セッション聴講(ナイショで内職しながら)
  • 毎回感想をBlogに執筆

を目標に掲げてみました。(相変わらず聴くだけですが)

オンライン開催である点も、聴講だけならやりやすいですね。

 

(2021/2/28修正・追記)

イベント公式レポートブログはこちらです。

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第1回DXトラックの動画はこちらです。

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(1)「S/4HANA移行検討をやってみた」の感想

  • S/4HANAプロジェクト経験者が増えてきていて、「やったことあります」は既に優位性を失っている。
  • テスト自動化ツールの導入はやっぱり重要。早めに経験しておきたい。

 

(2)「Design Thinking、その先へ」の感想

  • 「Yes, and」いいマインドセットですね。
  • 実際のプロジェクトで使ってみる、のが結局一番重要ですね。自分の環境だと、いきなり実プロジェクトに適用していく前に、社内施策で試す場があるなあ。
  • やはりMURALは有償版を契約すべきなのでは?!

 

(3)「TechEd「後」の歩き方 ~S/4HANA Cloudを歩く」の感想

  • S/4HANA Cloudへの移行ステップの把握→「S/4HANA Movement
    S/4HANA Cloudに限らずOn-premise版も含めて移行に関する情報が集約されている印象です。
  • 「Best Practice Explorerチュートリアル形式でS/4HANA Cloudを学べる。これは知らなかったサービスです。
  • S/4HANA Cloud Trial」14日間、「フルスペック」で利用可能!
  • Knowledge Transfer Offerings」GlobalでのWorkshopやディスカッションに参加できるらしい。これも知らなんだ。
  • SAP TV」も、プロジェクトや製品情報以外の、でも「SAPから見た世界」を覗けることは有用なのではなかろうか。
  • AB〇〇mさんのPPTスライドデザインはいつもながらカッコイイ。

 

(4)「20年間のSAP歴から、SAPがなぜIntelligent Enterpriseを提唱するのかを考える」の感想

  • 今までは「あーSAPがM&Aして持ってきたサービスだから既存の機能とはつながらないよね」と諦めていた部分を本気でつなげようとしてくれているのであれば期待したいところですね。
  • Basis人としては、S/4HANAとBusiness Technology Platform、その他のSaaSとの「つなぎかた」をノウハウ・スキルとして身に着けておくことで幅だしができるかも。

 

(5)「ABAPerの最新スキルセットを考えてみた ~どうするABAPer?第三弾~」の感想

  • 現在ABAPerでもなく、JavaもNode.jsもできない自分は、どういう方面への幅だしを目指していくべきなのかな?(プレゼンテーションに対する感想ではありませんね)
  • 同じ建て付けで「どうするBasis?」というテーマで語れる人たちを、僕は幸運にも知っているなあ。

全体として、

  • sitTOKYO、その運営主体chillSAPともに、ボトムアップでつながりの機会を作ってくれていることで、初めて参加する人が飛び込んでいく時の心理的な敷居が低くなっているように感じました。
  • インフラ星のBasis人としても、今はスキルの幅だしや思い切った変化をしやすい環境なのだとあらためて実感しました。一方で、じゃあどの分野に??という自問に対する答えはまだまだ見つからず、しばらくは全方位的にやれるところから一歩踏み出してみるというスタンスで行こうかと。
  • 自分一人が頑張って行きつけるところは限定的なので、やっぱり仲間を誘って一緒に進んでいこう!と言いたいところですが、実はそれってとっても勇気の要る一言なのだと思いました。

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初回から1600文字も書いてしまって、来週の自分のプレッシャーをかけてみました。

4.Fiori Launchpadを介さずにFioriアプリに直接アクセスしたい。

今回も全く育児とは関係のない投稿になりますが気にせず書きます。

通常、SAP Fioriアプリケーションを利用する場合、Webブラウザ、もしくはSAPGUI for Windows/HTMLからFiori Launchpadを呼び出し、Launchpad上に並ぶアプリケーションタイルから実行したいアプリケーションを選択します。

が、ユーザの独自のポータルサイト上のリンクから、Launchpadを表示させずに直接個別のFioriアプリケーションにアクセスしたい、という要件があったときに、どうやったら実現できるのか?について考えていきます。

尚、本稿のURLリンク先のWebサイトには一部SAPから発行されるユーザアカウント(SユーザID)を持っていないとアクセスできないものを含みます。あしからず。

そもそもそんなアクセスの仕方はOKなのか?

SAP HelpSAP Noteによると、一部のFioriアプリケーションについて以前のFioriバージョンでのみ、直接アクセスをサポートしていたようです。現在のSAP Fioriバージョンでは商用利用としてはサポートされず、開発目的でのみ利用するように注意の記載があります。サポートされるFioriバージョンは、「SAP Fiori principal apps for SAP ERP 1.0 SPS XX」という2014年頃にリリースされたAdd-onコンポーネントで、現在のS4/HANAやFiori Frontend Serverでの利用はできません。

また、URLによるダイレクトアクセスをする場合、Webブラウザでのキャッシュバスティングが適切に効かず、最新のアプリケーションを利用するためにはユーザにキャッシュクリアを実行してもらうなど対処を求めることになります。

SAPがサポートしてくれないのであれば致し方なしですが、技術的には可能なようなので、その方法をもう少し探ってみます。

SAP Helpに方法が書いてある

前掲したSAP Helpには、Fioriアプリにダイレクトアクセスさせる方法についての記載があります。今後検証してみるつもりなので、結果はレポートしたいと思います。

同じようなことをやろうとしている人は結構いる

SAP公式ブログには、同様のことを試みている人を見つけられます。ただやはり投稿時期が2014年と古く、現在も同様の方法で実現可能かどうかについては検証してみたいと思います。

blogs.sap.com

 

結局今回の結論としては、FioriアプリへのURLによるダイレクトアクセスは「サポートされない」が、「実現する方法はいくつかありそう」というところです。

3.chillSAPコミュニティのもくもく会に参加する。

SAPファンコミュニティのchillSAP(※Facebookページが開きます)の突発イベント「夜のもくもく会」に参加して、一人もくもくとSAP Discovery CenterのMissionを進めました。

chillSAPのFacebookコミュニティには以前から参加していて、本当に良い意味で意識の高いメンバ皆さんから良い刺激をいただいていましたが、イベントに参加するのは初めてでした。「今年こそ何かしらのかたちで参加するぞ」という薄っすらなモチベーションに、「金曜夜21時開始」という時間設定がはからずもフィットしました。

感想としては、

  • もくもくと自分のやりたいことを進められつつ、他の参加者の関心にも触れられて一石二鳥感がある。
  • 他の参加者がもくもくしていることに対して質問できる。(今回はDeveloper Tutrialsについて少し理解が深まりました。)
  • なによりも、人肌の熱量を感じられる。

社会人になってからこれまで幾度となくスキルアップという目標を年始に立てては自分の誕生日(1月7日)には挫折している残念な人なので、今年はもう一人で勉強するのは諦めて、こういったコミュニティに参加しつつ、熱量高い方々から熱を分けてもらいながら継続していこうと思った夜でした。